男の死に際
24日は地蔵の日
1月と8月の大祭以外に、毎月24日はアトリエ前にある地蔵尊をお参りする。
ワシがおらん時でも、村の仲間達がきっちりと参ってくれてるんや。
ありがたいのう。
そやから24日は、地蔵さんの日ちゅうわけやが…
不思議な事に、地蔵参り以外にこの24日には大勢の客人が
ワシを訪ねて来てくれる。
今日1日だけでも、60代から30代の若者までや。
ワシの名前「集(あつむ)」は、身の回りに
大勢の人が集まって賑やかに過ごせるようにと今は亡き親がつけてくれたんやが、
まさに、その名の通り、こんな無骨な男でも
その人達の人生に、ほんのちょっとでもかかわることができる。
ワシの娘より若い30代の若者が、こんなオッサンに腹を割って
話をしてくれるやなんて、そうそうあることやない。
神や仏やと言うガラやないけど、この24日だけは
なにやら「感謝」ちゅう文字が頭の中に浮かびよる。
このワシは、人に生かされとる。
そう痛感する日でもあると言うわけや。
政治家たるもの
行きつけの喫茶店で一服や
ここ最近のドタバタ政権、日が経つごとに
落ち着いて行くのかと思いきや、もうめちゃくちゃやな。
ワシの勝手な意見やと思て読んで欲しいんやが、
今、日本は震災復興を何よりもまず急がなあかん。
それは、日本国民やったら誰にでもわかることや。
そやのに、肝心手綱を引くべき政治家達には、
今がチャンスやとばかりに権力争いしとるようにしか見えん。
ほんま、情けないのう….
一国の主である総理大臣。
この総理大臣に任命された御仁は、国の役に立たん場合、
切腹せなあかんちゅうのはどうやろか。
そうなったら、今の総理も、次の首相もほんまの命がけや。
そして、わけのわからん利権争いともおさらばや。
例えば、ヤクザの親分。
顔も見た事のない若い衆が事件を起こしよる。
すると、そのてっぺんである親分にも罪が科せられる。
これは極端な例かもしれんが、ワシの目から見たら
政界も、ヤクザの世界も、縦社会の図式といい、
派閥云々といい、ようよう似とるやないか。
まぁ誉められはせんが、ちゃんと責任をとる分、
ヤクザの親分の方が、腹がすわっとるようにさえ見える。
総理大臣の足を引っ張り、引きずりおろすのもええが、
引っ張ったヤツには、それだけの責任をもたそうやないか。
もちろん、仕事のでけん総理が、この日本の大将やなんて
世界の恥さらしやということは言うまでもないがな…。
姿は見せずとも・・・
ワシの母親の代から、この山本家を
気にかけてくれるありがたいお方がおる。
その方が、今アトリエを訪ねてくれてワシに手みやげをくれた。
なんと、ワシがこの世で1番好きな花「ササユリ」や。
「ヤマユリ」ともいうんやが…
このユリ、山の中を歩いとったら
どこからともなく甘い優しい香りを放ちよる。
しかし、その姿は一向に見せへんのや。
カサブランカのように、優雅で可憐で自分の存在を
強く示すように香るユリもあるが、
ワシは、このササユリの魅力に釘付けや。
よう考えたら、ユリも世の女性陣にも同じ事が言えるかもしれん(笑)
カサブランカを選ぶんか、ササユリを選ぶんかは、己次第。
身の丈に合うたええ女性に出会えるよう…
あ、ワシのことちゃうで。
ここを見てくれてる男性方へのメッセージや!