男の死に際
2012 / 12 / 08 00:00
遺作展2日目
遺作展2日目が終わりました。
本日は、北風で枯れ葉が舞い踊るほどの寒さの中、
多くの方にご来場いただき誠にありがとうございました。
今日は、遺作展の作品の中で珍しい風景画をご紹介します。
それが写真に写っている「桜島」を描いた作品。
山本集といえば、「富士山」が代名詞のようになりつつありますが、
この「桜島」は、山本が忘れようとしても忘れられない場所。
と、いうのも…たまたま訪れた鹿児島で、血尿が出たことをきっかけとし、
「膀胱癌」が発見されたのでした。
ですから、この「桜島」を描く事で、癌との闘いに打ち勝ちたかったのだと推測されます。
これら「桜島」の作品の中から、山本の死闘が始まったのかも知れません…。