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アトリエへの階段シリーズも最終回です。

アトリエのある3階の踊り場にある窓をご覧になって「ギョッ!!」とされる方は多々・・・(^_^;)
奈良の象徴とも言える鹿の(しかも首)剥製がお客様を迎えます。
山本の大切な方からのいただきものですから、この位置だけは誰にも譲れないようです。

その下には1996年度に開催した個展のポスター。
この絵こそが、山本集の代表作となった関西空港を飾る500号の「雄渾」
この絵をきっかけに、山本の描く赤富士が日本中に知られることとなりました。

すでに長きに渡るファンの方はご存知でしょうが、この500号の作品を
アトリエから運び出す時、どの出入り口からも出すことができず、
最終的に、アトリエの壁をぶち壊して外に運び出したと言う逸話付き(笑)

そして、まだ開港前の関西国際空港へと飾られることとなりました。
懐かしいですねぇ〜

時折、空港で実際にこの絵をご覧になった方からお写真などを拝見し、
その度にあの指名手配犯のような顔が嬉しさで溢れていました。

その笑顔、まだまだこの先もみられると信じていたんですがね・・・。

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力強い筆さばきを捉えた写真が個展のポスターとなっています。
このポスターを見ると、山本集が今は亡き人であることなど到底考えられませんね。

灼熱のアトリエで、エアコンもつけず汗だくになって絵を書き上げていました。
食事をすることすら忘れて集中する山本に、食事の準備ができたことを告げるため
3階にあるアトリエに向かっては、「やかましいっ!」と叱られたことも懐かしい思い出です。

「オレの絵を見てくれ」・・・そんな画家が今までにいたでしょうか。
でも、この言葉ほど画家 山本集を表した言葉も見つかりません(笑)



早いもので、8月も最後の週になってしまいました。
皆様にはお変わりないですか?

奈良県五條市にあるアトリエ付近では、早いもので蝉に変わってトンボが悠々と空を舞っています。
こうして季節が移り変わるたびに、アトリエの中を見渡してみると山本の手によって描かれた
四季折々の日本の風景が、手招きしているように思えます。

夏の終わりに、今日は未公開の作品をご紹介いたします。
山本が亡くなる最後に手がけた作品のテーマが「花火」でした。
自らの人生と重ね合わせたのでしょうか。


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油彩画 「花火」